2013年08月26日

富士山を遺産として本気で保護する気があるならば、入山規制は妥当http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130826-00000504-san-soci

Yahoo:「「富士山の入山規制」は必要か 入山料の効果、使途めぐり賛否

>世界文化遺産への登録が6月に決まった富士山。国内外からの観光客の増加が期待される一方で、混雑や環境への悪影響から入山規制の必要性も指摘される。こうした状況を受けて静岡、山梨両県は7月末から8月初めにかけて、登山者に対し「富士山保全協力金」1000円を任意で徴収する社会実験を行ったが、その是非や効果をめぐっては意見が分かれている。富士山表富士宮口登山組合組合長の山口芳正さんと、登山家で日本山岳協会専務理事の尾形好雄さんに聞いた。

 ■山口芳正氏「次世代に引き継ぐため」

 −−富士登山の現状は

 「世界文化遺産に登録された影響もあり、登山客は増えている。(静岡県側の)富士宮口では去年約7万人だった登山客が、今年は9万人くらいになるだろう。外国人団体客が増えたが、一部は夜中に山小屋の前で大声で話したり、休憩用のベンチの裏にペットボトルを山ほど捨てていったり、ひどいものだ。6合目では、あちこちに隠すようにコンビニ弁当のゴミが捨てられていると聞いた。十分な休憩を取らない弾丸登山や軽装登山者も多く、マナーの悪い登山客には参っている」

 −−富士山に入山規制は必要か

 「登山客の安全や富士山の環境を守るために、登山客数を抑えることは必要だ。以前は、5合目の駐車場は車であふれ、路上駐車する者も多かった。その対策として、富士宮口では今夏は富士山への自動車の乗り入れを規制し、シャトルバスを運行する『マイカー規制』の期間を、34日間から52日間に拡大した」

 −−規制拡大の効果は

 「渋滞がなくなった上に個人客が減り、ツアー客が増えている。ツアーには登山ガイドが同行する場合が多く、この影響でマナーが向上し、登山道の混雑も緩和されつつある。ガイドがいると、ほかの人の邪魔にならないように休憩させたり、ペース配分を指示したりしてくれるからだ。マナーが悪いのは、主に個人の登山客だ」

 −−山小屋経営者としては規制がない方がいいのでは

 「こんないい時に規制をかけるなんて、山小屋の主としては本当は賛成したくない。しかし、美しい富士山を次の世代に引き継いでいくために、ある程度は登山者数を抑えて、環境を守らないといけない」

 −−入山料導入についてはどうか

 「総量規制のためではなく、環境保全と登山客の安全を守ることを目的に徴収すべきだと思う。使い道は、まずは医師の確保にあてて欲しい。8合目の診療所はシーズンの一時期しか開いておらず、閉鎖中に高山病を訴える人が出ると、そのたびにレスキュー隊を呼んでいる。やはり医師にはシーズンを通じていてほしい。次に、異臭を放つトイレの整備費用にあてるべきだ。新設するより、私たち山小屋の既存のトイレを整備した方が安上がりだと思う。今はどこの山小屋も手作業で1時間以上かけてトイレを掃除しているが、大型バキュームみたいな機材があれば清潔に保つことができ、登山客に気持ちよく登ってもらえる」

 −−入山料の金額は千円で妥当か

 「5合目で帰る人も含めて一律100円払ってもらえば、7万人で700万円。十分な金額だ。5合目に募金箱を置いて任意で集めるのも悪くない」(広池慶一)

 ■尾形好雄氏「まず適正人数の算出を」

 −−富士山の環境保全を目的とした入山料の試験徴収が今夏行われた

 「素晴らしい富士山を美しい状態で子孫の代まで残すため、オーバーユース(過剰な入山者数)の問題を解決しなければならない。その問題意識自体は同感だ。ただ、入山抑制が必要だからといって、すぐに入山料徴収ということにはならないのではないか。それなのに6月、『富士山利用者負担専門委員会』が急遽(きゅうきょ)開かれ、今年の試験徴収ありきで話が進められた。あまりにも拙速だ」

 −−今回の試験徴収のどこが問題か

 「まず使途が不明という点だ。専門委員会で静岡県の関係者は、平成25年度に富士山に関わる事業予算の総額が約49億円だとして、受益者負担の必要性を世間にアピールした方がいいと発言した。だが、山梨県側の予算は約16億円と、ずいぶん差がある。そこで49億円という数字を精査してみると、東富士演習場の土地改良事業費の約22億円や、(世界文化遺産としての構成資産の)三保の松原の高潮防止事業などの約3億4千万円も含まれていた。そうした費用まで、登山者に負担させようというのはいかがなものか」

 −−なぜ試験徴収を急いだのか

 「国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告で、登録への課題として2016年2月までに保全状況の報告書を提出するよう求められたからだ。期限に間に合うように何らかの対策を取ろうとすると、今夏を含めて3回しか登山シーズンがないから急いだのだろう。10日間の実施期間で集まった徴収額約3400万円は、年末までプールして使途を決めるという。失礼な話ではないか。任意での徴収というのも、公平性の観点から問題だ」

 −−入山料で入山抑制効果が期待されている

 「栗山浩一・京都大教授も試算している通り、千円程度では入山者数抑制にはつながらない。そもそも入山料で十分に入山者を減らす効果があるのかも疑問だ。たとえばエベレストでは1990年代以降、ネパール政府が1登山隊7人の場合で1人1万ドル(約100万円)の入山料を取っているが、それでも登りたい人間は登り、オーバーユース問題は相変わらずだからだ」

 −−前向きな解決策はあるか

 「収容能力以上の登山者数が根本問題だから、まず適正な人数を割り出して、各登山口でどう絞っていくかを考えるべきではないか。かつて同様の問題が起こった尾瀬では、山小屋を完全予約制とし、シーズンの土日に集中していた観光客を平日に分散させた。たとえば富士スバルラインなどの大動脈の交通量を制限することで、おのずと入山者数は調整できる。入山料よりも効果的なやり方はあるのではないか」(磨井慎吾)

 【プロフィル】山口芳正(やまぐち・よしまさ) 昭和32年、静岡県富士宮市生まれ。56歳。富士宮北高校卒業。9軒の山小屋でつくる富士山表富士宮口登山組合の組合長。平成10年から元祖7合目の「山口山荘」4代目小屋主。

 【プロフィル】尾形好雄(おがた・よしお) 昭和23年、福島県生まれ。65歳。中学時代から登山を始め、社会人山岳会で活躍。49年、ヒマラヤ登山に初挑戦し、以後同山脈の15山に登頂。平成22年から日本山岳協会専務理事。


本気で保護して後世に伝えていきたいという意思があるのであれば、入山規制をして山の保護に努めるのは当然でしょうね

しかし、どう見ても世界遺産というブランドで儲けたいという意思が見え隠れするので(偏見ですか?(笑))、そうしていく気持ちは無いのでは?
もし規制をするのであれば、世界遺産解除もやむ無しという論調に、地元はなっていくような気がしてなりませんね


そしてもし規制をしていくのなら入山料はもちろん予約制か何かによる同時期に入山できる人数を決めていくのが妥当では?もちろん不法に入山した連中については遭難しても救助しないという強い意志を持っていて欲しいものだと思いますけども

そして、土産物屋、山小屋の撤去をするなどして富士山の景観を戻すための努力をしていただきたいものですね。あるはずのないものがあるということでは富士山のためにならないと思います

いっそ噴火してみんなきれいさっぱりしたらいいのかなと思うときもありますけど、そしたらあの美しい姿が無くなってしまえば信仰する人も観光で訪れる人も減ってしまいますよね


ただ問題は集めた入山料の使い道って事になるんでしょうけども
当然景観維持のために使うことが最優先されるべきで、他はパトロールとか救助隊の維持のためにとかに使えば良いのではないのかなと。あとは道中のトイレ費用を受け取らない代わりに、入山料から出すという感じでもいいのかもね


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130826-00000504-san-soci


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posted by ! at 19:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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