2013年08月11日

どんな技術も万能じゃないって事>風力発電で犠牲になる動物たち

日経新聞:「数億羽の鳥とコウモリの死を招く米風力発電拡大策

>さきごろ発表された環境問題に関する査読付き研究論文(原題は「Comparing bird and bat fatality-rate estimates among North American wind-energy projects」)によれば、米国の風力発電は全米の総発電量のわずか3パーセントしか賄っていないのに、毎年140万羽もの野鳥やコウモリを死なせているという。これによりオバマ大統領の地球温暖化対策は、温暖化を抑制する以前に、数億羽もの野鳥やコウモリの死を招くだろうことが明らかになった。

 新しい風力発電所を建造しないとしても、今後10年間に1400万羽の野鳥やコウモリが、飛行中に発電機のブレード(羽の部分)にぶつかって死ぬことになる。いっぽう地球温暖化を警戒する人びとは、二酸化炭素の排出量を50パーセントから80パーセントも削減すべきだと訴えている。さきごろオバマ大統領が発表した地球温暖化対応のための行動計画もこうした数値目標を念頭に置いているようだ。

 地球温暖化を警戒する人びとの大半は水力発電や天然ガス発電、原子力発電に強硬に反対していることを考えると、二酸化炭素の排出量を50パーセントから80パーセント削減するには風力発電機の数を約25倍も増やす必要があることになる。つまり米国では、今後、10年ごとに3億5000万羽の野鳥とコウモリが死んでいく計算になる。

 実は、犠牲になる野鳥とコウモリの数はもっと多くなる可能性もある。風まかせの風力発電の発電量は不安定で予測がつかない。そのため火力や水力、原子力発電など、従来の発電所を恒常的に稼働して、つねに変動する風力発電量の不足分を補う必要がある。つまり風力発電による発電では、とても二酸化炭素の排出量を抑制できないのだ。しかも各風力発電会社は、風力発電機の設置に向いた土地をすでに確保している。今後、各風力発電会社が風力発電には向かない土地での発電を余儀なくされても、新設の風力発電機や発電所の発電量は、既存の発電所におよばないことになる。つまり、風力発電による発電量を25倍に増やすには、既存の25倍よりもはるかに多くの風力発電機が必要になる。

 これだけの数の風力発電機を新設すれば、想像もつかないほどおびただしい数の野鳥やコウモリが死ぬ。3億5000万羽という数自体がすでに膨大だが、これは1回かぎりの数字ではない。今後、10年ごとにこれだけの数の野鳥やコウモリが風力発電機の犠牲になって死んでいくのだ。はたして野鳥やコウモリが、これだけの大量死に耐えて絶滅を免れるだろうか?



 結論を言えば、野鳥やコウモリの大半は種の存続が無理になり、オバマ大統領の温暖化対策は前代未聞の鳥類の大虐殺を引き起こすことになる。

 まず、ハクトウワシやカリフォルニアコンドル、アメリカシロヅルなどが絶滅するだろう。だが個体数を維持できなくなるのは希少種や絶滅危惧種の野鳥だけではない。思いつくかぎりのほとんどすべての野鳥がまたたくまに個体数を維持できなくなり、その多くがまぎれもない絶滅の危機にさらされることになる。

地球温暖化防止に向けた行動計画を説明するオバマ大統領(6月25日、ワシントン)=AP
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地球温暖化防止に向けた行動計画を説明するオバマ大統領(6月25日、ワシントン)=AP

 コウモリの個体数も激減するだろう。すでにコウモリの生息数は「白い鼻症候群」が原因で急速に減少している。米国北東部では、低温下で繁殖するこの真菌に感染して数多くのコウモリが死んでおり、感染はさらに西部へ拡大している。北東部ではコウモリの個体数が約80パーセントも減少し、しかも毎年88万8000羽ものコウモリが風力発電機に衝突死して事態をさらに悪化させている。風力発電機を増設すれば、コウモリの減少には歯止めがかからなくなる。

 これだけ多くの野鳥やコウモリが死ぬと、その影響は、単にこれらの種にとどまらない深刻なものになる。野鳥やコウモリは昆虫の数を抑制するうえで重要な役割を果たしている。オバマ大統領の意向に応じて多くの野鳥やコウモリが死亡すれば、蚊(カ)が媒介する疫病が米国で猛威をふるうことになる。農作物も虫害によって深刻な被害を受けるだろう。農業経営者は農作物の生産量を確保するため、より強力な殺虫剤をより大量に使わざるをえなくなる。

 風力発電機に衝突して多くの野鳥が犠牲になれば、ネズミなどの害獣による被害も多発して深刻になるだろう。

 しかも風力発電は、発電量はごく少量でも広大な土地を必要とする。最適な立地環境のもとでも、風力発電で従来の発電所なみの発電量を確保するためには約400平方マイル(約1036平方キロメートル)の用地が必要になる。従来の発電所に替えて風力発電機を増やせば、米国内の開けた土地は発電機のブレードで殺されたおびただしい数の野鳥やコウモリの墓場と化す。

温暖化で地球の環境が本当に破滅の瀬戸際に立っているのなら、事態打開のためにこれだけ多くの野鳥やコウモリを犠牲にすることもやむをえないかもしれない。だが現実はまったくその逆なのだ。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の報告書の代表執筆者ハンス・フォン・ストーチ氏は、7月初め、コンピューターによる地球温暖化予測モデルでは近年の気温の動向を再現できず、温暖化の推移予測をより低く調整する必要の可能性を認めている。

 7月下旬、民主党のバーバラ・ボクサー上院議員が招集したパネル会議に出席した専門家たちは、地球温暖化が深刻になっているとするオバマ大統領の最近の声明が事実やデータに裏づけられていない点に同意した。近年ふたたび小氷期に入った地球の温暖化の進度はごく緩慢で、ハリケーンや竜巻、干ばつ、山火事などはいずれも長期的にみると減少の傾向にあるのだ。

 しかも、数億羽もの野鳥やコウモリを犠牲にしたところで、地球の温暖化を食い止めることはできない。中国は、一国だけで西半球全体の排出量を上回る二酸化炭素を排出している。かりに米国が二酸化炭素の排出量をただちに80パーセント削減しても、中国の排出量があらたに増大し、10年もしないうちに米国における削減量は帳消しにされてしまう。米国民は従来の発電方式の廃止にともなう経済的損失や環境的損失を被り、地球温暖化は目立って抑制されず、高額なエネルギー・コストを負わされた米国民はモノやサービスを生産するうえで競争力を失うことになる。

 オバマ大統領よ、どうぞご勝手に地球温暖化対策に取り組みなさい。私たちは私たちで、野鳥を守り、未開発の土地を守る。


多少誇張した論かなと思いつつも
風力発電の風車に当たって死ぬ鳥がいることは間違いないことでしょうから、
風力発電所が増えれば犠牲になる鳥の数も増えるとは思います

それにしても、温暖化ってなぜ起きるのか、何が原因なのかよくわかってないんですよね?
今は下火のように感じてますが、小氷河期に入るという説も聞いたことがあり、本当に温暖化が進んでいるのか?と疑いたくなるような場面もありました

ここ数日の猛暑日を考えると小氷河期に入るのはなさそうですよね

二酸化炭素が温暖化の原因と言われていますけど、本当にそうなのか?
水蒸気が原因と考える方が自然という論も聞きます。実際、冬場に放射冷却が起きるときと起きないときの違いを考えてみれば水蒸気説も頷けちゃうわけで、もう少し科学者がしっかりと調べて温暖化の原因を突き止めて欲しいものだと思いますね

その上で適した対策をとっていかないと考え違いをした行動を進めていって、逆効果だったとなったら目も当てられませんよね

温暖化ビジネスというのもあって、簡単にCO2悪玉説を取り除くことはできないかもしれませんが、でも自然の驚異へ立ち向かうためには知恵を絞らないと行けませんし、間違った知識を残しておいたら逆効果です。理性的に事を進めて欲しいな


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posted by ! at 17:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然・動物・植物といったところ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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